宮古島取材日記

南国風景の絵が欲しかった。

比較的時間に余裕のあった9月に沖縄の宮古島に取材に行きました。


とにかく海が青い!

予想以上の青い海に驚き!
テレビや雑誌で見るような鮮やかな青さは旅から帰った後に「あれは夢だったんじゃなかろうか?」と思わせるほど!


イザ!ママチャリで島を取材。

免許を持っていない僕は、ホテルのレンタサイクル(ママチャリ)で無謀にも島を縦断。
カメラを持って日焼け止め塗って朝から一人で出かけました。
写真:道からいきなり海…なのではなく駐車場から見たビーチです。


国はクモ地獄。

行かないと分からない事ってあるもんで、宮古島には巨大なクモがいてそこらじゅうにクモの巣を張っているんですね!
暑い地域では虫は多いしでかいんです。
つまりそれを食べるやつも多いしでかいって事なんです!
この写真は、とある展望台の遊歩道なのですが、この階段を道幅いっぱいの巣を張って手の平くらいあるあるクモが通せんぼをしていたんです。
しかも僕は帽子とサングラスをつけていたせいでそれが見つけられずに、頭から巣を突き破ってしまいました…。(汗)
大のクモ嫌いな僕は声を上げるのも忘れてしゃがみこんで頭が真っ白になってしまいました。
見上げると、3分の1壊れてしまった巣の中央に巨大なクモが浮いていて、破れた方向の足だけブラリと垂れ下がっていました。
そこで初めて気づいたんです。
なぜクモは8本足なのか…。
それは四方八方の言葉にあるように8方向に張り巡らされた糸を敏感に感じ取るためなのだと…。
真っ白になった頭でクモを見上げながらそんな事を考えたりしていました。
ちなみに本当に恐ろしい体験だったのでクモの写真は1枚も撮りませんでした。
だって、写真を見るたびに悪夢をみるじゃないですか…。
でも作家として甘いのかな…?
そのクモの巣を過ぎても第2、第3のクモが通せんぼをしていたので、突き破った巣をもう一度くぐって引き返しました。
この展望台には二度と行きません!(涙)


海岸線は異世界?

ホテルから30キロくらい離れた灯台のある岬の風景です。
島の海はどこも恐ろしいくらい青く、ここは日本なのか?と疑ってしまいたくなる風景でした。


いつのまにか高所恐怖症に…。

宮古島と離れ島を結ぶ全長1キロくらいある橋から見た真下の海面です。
歳をとっていつの間にか高所恐怖症になってしまい、真下を覗き込むのが恐ろしかったです…。
いつの間に高所恐怖症になったんだろう?
年とともに高所恐怖症になったという話を他でも聞いた事があるのですがみなさんはどうです?


南国風景の絵が欲しかった。

これが全長1キロくらいある橋の最高部からの風景です。
ちょっと変な風景だったので載せてみました。
ちなみにこの時点で、普段全然運動をしない漫画家がママチャリを60キロくらい漕いでいたので、この最長部まで登る途中に足がつってしまい、自転車の上で、足を伸ばしても痛いし曲げても痛いというピンチに陥りました。
手すりに寄りかかろうにもいつの間にか高所恐怖症になっているので怖くて手すりに触る事すらも出来ず、かといって車道はビュンビュン車の往来があるので身を乗り出す事もできず八方ふさがりの地獄のような体験を味わいました。
結局その場にゆっくりしゃがみ、地べたに座って足の回復を待つという地味~なへたれっぷりで難を逃れました。(アホ)


島の内陸部は日本らしい風景。

どうでもいいですが東京都のピーポくんのような警察マスコットキャラクターの沖縄版、シーサーくんがいました。
宮古島の海岸線は、異国のような風景でしたが、内陸部はウチの田舎(高知)でも見るような日本らしい風景で、安心したようながっかりしたような複雑な気持ちでした。


海もいいが空が凄い!

宮古島で思った事は、海ももちろんですが何といっても空がきれいな事でした。
重々しい入道雲がみるみる形を変えて空全体を複雑に彩っていて見ていて飽きませんでした。
例えるなら神々が空というキャンバスで水彩画を楽しんでいるかのような(トキメキすぎ)
あまりにも惚れ込んでしまって空だけで80枚くらい撮ってしまいました。(ヤバ、相当ウザイ事書いてる?)


ともかく、肌で南国を体験してきました。この経験を上手くマンガに生かせるようこれからが腕の見せ所です。


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