閑話休題4

第37話(こころの孔)

4月になって新学期が始まった。
妖介達は3年に進級し、変り映えのしないクラスメイトと談笑している。

妖介達に声をかける新入生がいた。
それはなんとあの大和林檎。
彼女は宮古野高校に入学していたのだ。

好意を示す林檎に後ろめたさを感じていた妖介は、あの日実は林檎を囮にしたのだという事実を話してしまう。

一方よもぎは、しばらく連絡が取れなくなっていた智一を見かける。
智一の口からは思わぬ言葉が…。