甲(きのえ)の章 ─第6章─

第26話(智く~ん)

驚異的な回復力で退院した妖介。
しかしまだ松葉杖を必要としていた。

ひょんな事から、ひとりの男と知り合うことになった妖介。
この男は…?

正月3日の六条神社。
まばらではあるが参拝客が訪れている。

巫女のアルバイトをしている潤子と静香。
ここで退院した妖介と出会うが、思わぬ人物の正体も明らかに。

一方、ケンジは眷族狩りの一員として、警察と行動を共にしていた。

ケンジたちは山中の神社を、眷族の絵馬を探して歩き回っていた。
そしてとうとう…。

突然目の前に現われた眷族に、キレるケンジ。
いきなり戦闘開始か…!?

第27話(殺生姫)

ケンジの前に襲い掛かる第6の眷族「殺生姫」。
迫り来る腕は、触れば死に至る毒手だった。

力の限り応戦する白虎の神器。

負けじと毒手の数を増やす殺生姫。

神器と眷族の戦いの背景には、室町時代の宮古野京の人物がかかわっていた。

第28話(追跡者)

殺生姫の犠牲になった刑事達。
殺生姫の能力は?目的は?
彼らの遺体に残されたメッセージとは…?

殺生姫が街に侵入しないよう、検問をする警察。

しかし殺生姫は新たな姿に変化していた。

蝦夷は推理し、一つのスポーツカーに目星をつけ追跡する。

第29話(ただひとつの想い)

神社手前でなんとかスポーツカーを足止めした蝦夷たち。
しかし殺生姫を見失ってしまう。
このままでは犠牲者が…。

一方よもぎは六条神社に奉られている、六条重臣の骸を守ることになった。
眷族が目指す最終目的の謎とは…。

重臣の骸を守る智一が一瞬目を離した隙に二人のよもぎが。
片方は本物。
もう片方は猛毒の眷族。
究極の選択が迫られる。

そこに駆けつけた妖介。
妖介は二人のよもぎに迷い無く弓を引いた。
果たして結末はいかに!?